【5歳帰国子女の英語レベル】約4年の海外生活後の英語の実力は?

子育て

子どもを帯同して英語圏に駐在をする方にとって、関心事のひとつに

帰国子女の英語レベルはどのくらいなのか?」

という疑問があると思います。

これは私も駐在生活において大きなひとつのテーマでした。

我が家は約4年間、アメリカの北西部シカゴの郊外に駐在しました。

渡米したとき長女は1歳半、本帰国になったのは5歳半でした。

この記事では、

5歳帰国子女の英語レベル
・アメリカでの英語環境
・帰国時の英語の課題

について、お伝えします。

5歳帰国子女の英語レベルについて疑問に思われている方はぜひご覧ください。

【5歳帰国子女の英語レベル】少し英語ができるようになった

駐在期間を終え帰国するときに、娘は英語が“少し”できるようになっていました

まずは私の娘(帰国当時5歳半)の英語力を、ありのままに記録します。

・簡単な英文が話せる
・簡単な英文が読める
・英検Jrシルバー96点
・英検5級受験予定

これで“できる”というのもおこがましいのですが、

英語ゼロ、ましてや日本語も話さないときに娘は渡米しました。

私からすると、充分頑張ったと思います。

アメリカ生活4年間、娘の英語環境について

英語のレベルについては、あくまでもひとつの例です。

正直駐在期間後、もっと英語が上達している子はたくさんいると思います。

また、日本にいても娘より英語ペラペラな子もたくさんいるでしょう。

反対に、駐在中に日本人学校に通っていた子であれば、あまり英語を話すことなく帰国する子もいます。

娘の場合、滞在した年齢も1歳でしたので、駐在中に家で過ごす時間が大半でした。

うまりん
うまりん

3歳くらいまでは、ほぼ毎日私と過ごしました。

娘がアメリカで毎日現地に通うようになったのは、帰国前の約1年ほどです。

また、我々がアメリカにいた頃には、コロナで街全体がロックダウンになっています。

その期間中、現地の保育園や学校関係は軒並みクローズしました。

期間としては、約半年くらいあったと記憶します。

うまりん
うまりん

アメリカではロックダウンとなりました。

夫はずっと在宅勤務、娘もずっと自宅にいる生活。

友人と会うこともできませんでした。

今思い出すと、本当に大変な時期でした。

後々、娘の学校関係については記事にしたいと思いますが、

現地の学校で英語のシャワーを何年間も浴び続けたケースではありません。

駐在のご家庭事情によって、

・子どもの英語環境に身をおける時間
・自宅での英語学習
・現地校か、日本人学校か
・親の英語レベル
・子ども自身の性格

などにより、子どもの英語の上達具合には差があるでしょう。

うまりん
うまりん

あくまで我が家のケースです。

それらを踏まえて、娘の英語力を包み隠さずお伝えします。

1.簡単な英文が話せる

英語漬けの日々を送っていたわけではない娘ですが、

簡単な英文であれば話せるようになりました。

アメリカに住んでいた頃も、娘は自宅では英語をほぼ話しませんでした。

そのため、実際にどのくらいの英語を話していたのかは実はあまりわかりません。

でも、

「あ、ここまで話せるようになったのか。」

と思った瞬間がありました。

I`ll show you.

現地校に通っているときに娘がなにやら持って

「これを学校の先生に見せたい。」

と言い出したときです。

「うん、いいよ。」

と言いました。

果たしてどんな英語を使わせるべきか?

ここは相手が先生だから、Would you~?かしら。

うーん、こういうときってlook,seeどっちを使うんだっけ。

うまりん
うまりん

Would you?

見るってlook?see?

と英語が苦手な私がウジウジしている間に、

娘はとっさに、

「I`ll show you.」

と先生に言いました。

この英文は、とっさに口をついて出ていました。

なるほど、言いたいことがすぐに口をついて出たんだなと思ったのです。

Do you smell this?

これは、近所のアメリカ人のおばあちゃまに娘が話かけていた時のことです。

おしゃべりな娘は、帰国間際には近所の方にも英語でなにやらおしゃべりしているようでした。

その会話が聞こえてきたときのひとことです。

娘がミントの葉っぱをもち、

「Do you smell this?」

と言いました。

自然にDo you~?

という疑問文を使っていたことに私は驚きました。

なにせ、英語って疑問文をつくるの、とても難しくありませんか?

疑問文をさっと英語にするって、自分にとっては至難の業だからです。

うまりん
うまりん

私は英語で疑問文をとっさにつくるのがすごく苦手で・・・。

娘がとっさに疑問文で話しかけたことに、私は驚かされたのでした。

帰国間際には、アメリカの近所のお友達とは英語で一緒に遊んでいました。

ものすごく流暢な英語とはいえないレベルだったと思いますが、

・〇〇〇、right?

・〇〇〇、OK?

などを駆使して意思疎通をはかっているようでした。

現地校でもこうやってコミュニケーションをとっていたのでしょう。

簡単な英文が読める

驚いたのは、帰国に際しアメリカ人ファミリーからいただいたお手紙を、

それとなく読み上げたことです。

そして、感想として、「嬉しい」を口にしました。

簡単な英文がいつの間にか読めるようになっていたのです。

たとえば、お手紙の冒頭分

“I want you to know how much I will miss you when you move to Japan.”

娘、この文章を多少たどたどしくはありますが、読み上げました。

え?こんなに読めるようになったの?いつのまに?

と私はビックリです。

うまりん
うまりん

え?いつの間に英文をこんなに読めるようになったの?

以下、つらつらとアメリカのおばあちゃまが書いてくださった英文が続きます。

内容は、

「あなたたちがいなくなってとても寂しい、

私や孫たちに親切にしてくれてありがとう。」

という内容のお手紙でした。

お手紙を読み終わり、「嬉しい」と口にしたので、

だいたいの内容は理解しているということにも正直驚きました。

家では英語を読む練習など、この時点ではしていませんでした。

きっと現地校で学んできたのだと思います。

現地校のお話についても、追って記事にしていく予定です。

英検Jrシルバー96点

駐在中は、かなり英語を話していた子でも、

帰国後はやはり話せなくなるというのはよく聞く話です。

英語を忘れてしまう前に、英語の評価をなにか形にのこしておきたいと考えました。

そこで調べてみたところ、英検Jrという試験があることを知りました。

この英検Jrは、すべてリスニングのテストです。

長文の英語を読む必要もありません。

読みよりリスニングのほうが得意であるはずの娘には最適なテストだと考えました。

そこで自宅のパソコンで試しにシルバーを受験してみました。

うまりん
うまりん

いま考えれば、ゴールドを受けさせてあげてもよかったですね。

結果は、96点でした。

2問間違えたようです。

後で聞くと、

「なんだか問題がよくわからなかった。」

というようなことを言っていました。

英検Jrの試験については、こちらをご覧ください。

自宅で受験もできます。

英検5級受験予定

帰国当初は、英検の受験など考える余裕もありませんでした。

英検なんて、まだまだ先

中学生くらいが受験するんだろう、くらいに考えていた私。

娘には、引き続き英語を楽しんでほしい、なんて生ぬるいことを考えていました

うまりん
うまりん

私が英検を受けたのって、確か大学生だったような・・・。

日本帰国後、ご近所の個人経営の英語教室とご縁があり、娘が通うことになりました。

ここで先生から

「英検を受けてみませんか?」

とお話をされました。

「え?英検?親子ともどもそんな気はさらさら・・・」

という話をしたら、

娘の場合は、英語がある程度読めるので、大丈夫だろうとのことでした。

先生がおっしゃったのは、

「中高生になると、英語にかける時間がなくなる。

英語ははやく勉強して英検取得を終わらせておいた方がいい。

ということでした。

なるほど、目からウロコでした。

そんな先のことまで私は見通せていませんでした。

うまりん
うまりん

そこまでおっしゃっていただけるなら!

がんばってみます!

このようないきさつで、英検5級の過去問を購入しました。

過去問を解いてみたところ、正答率は7~8割はあるようです。

間違えているのは、文法問題や、熟語などです。

多少練習を積んだら、確かに合格圏内だろうというところです。

英検の受験結果や準備に関しては、また記事にしたいと思います。

帰国時の英語における課題点

1歳半からの駐在生活を終えて、娘はこれまで説明したような英語の力はつきました。

しかし正直、ここは日本で勉強してきた子たちにくらべて弱いだろうなという部分があります。

  • アルファベットの書き
  • 文法

です。

アルファベットの書き

英語を読んだり話したり娘ですが、

アルファベットの大文字・小文字をいざ書いてというと、正直あやしいです。

まず、大文字小文字もいまいち区別できていません。

そもそも、娘は書くという作業がもともとあまり得意ではありません。

このあたりは、日本で幼少期からアルファベットの練習をしている子たちのほうが

正直上手だと思います。

この書きでのレベルを判定されてしまうと、娘のようなタイプは低評価になってしまうでしょう。

これからのことを考えると、アルファベットを書く作業は必須なので、

練習しなければいけません。

うまりん
うまりん

これからの課題です。

文法

文法に関しては、まだ年齢的なものもありますが

やはり理解していません。

たとえば、

isとgoを一緒に使う
進行形などではないときも~ingを使う

というクセがあります。

英検5級の過去問では、

・ She can ( )~

のように、canの後は動詞の原形を選択肢のなかから選ぶものがあります。

しかし娘は文法については理解していないため間違えます

うまりん
うまりん

今の時点で、文法を教えるつもりはありません。

絵本を音読するなどして、少しずつ覚えていってもらいます。

帰国後の英語学習

日本で英語をこれ以上流暢にするのは、なかなか至難の業でしょう。

しかし、日本にいてもできることはたくさんあります

運動も正直勉強も、そこまで得意そうではない娘。

うまりん
うまりん

英語だけは、自信をもち続けてほしいと思います。

ひとつでも得意なことがあると、自信がもてるからです。

そのために、

  • 英語を書く練習
  • 英語の音読
  • 英語を聞く
  • 英語で会話をする

については引き続き取り組みたいと思います。

日本での英語学習については、いずれ記事にする予定です。

まとめ

1歳半からアメリカで過ごした娘の英語力は、こちらです。

・簡単な英文が話せる
・簡単な英文が読める
・英検Jrシルバー96点
・英検5級受験予定

帰国時の英語における課題点はこちらです。

  • アルファベットの書き
  • 文法

帰国後の英語学習は、

  • 英語を書く練習
  • 英語の音読
  • 英語を聞く
  • 英語で会話をする

に取り組みます。

駐在のご家庭事情によって、

・子どもの英語環境に身をおける時間
・自宅での英語学習
・現地校か、日本人学校か
・親の英語レベル
・子ども自身の性格

などの違いにより子どもの英語の上達具合には差があるでしょう。

今回は、我が家の娘のケースをの参考までに述べてみました。

もし参考になる方がいらっしゃれば幸いです。

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