アメリカの子どもが行うプレゼンShow and tellとは?

子育て

皆さんはShow and tellという言葉をご存じですか?

娘がアメリカのプリスクールに通っていたときに、Show and tellという授業が毎週行われていました。

日本ではこのような授業や取り組みについて、聞いたことがありませんでした。

そのためとても新鮮に感じました。

今回は、アメリカで幼少期に行うShow and tellについて記事にします。

この記事では、

・Show and tellとは
・Show and tellの効果
・娘のスクールでのShow and tellの取り組み方

についてお伝えします。

「Show and tellって何?」

「アメリカ人はプレゼンが上手って聞くけど幼少期からなにかやっているの?」

このような疑問をお持ちのかたはぜひご覧ください。

アメリカの子どもが行うプレゼンShow and tellとは?

プレゼン1

アメリカのスクールで子どもたちが授業で行うもののひとつに、Show and tellがあります。

show and tellは、

①子どもが好きなものなどを皆に見せる(show)

②それがどのようなものなのかを皆に説明する(tell)

③その説明を聞いた子どもたちは、show and tellをした子に質問をする

④それぞれの質問に答える。

このような流れで行われます。

保育園・幼稚園、小学校低学年の子たちが学校で行うことが多いようです。

うまりん
うまりん

これは、日本でいうプレゼンや発表のようなものです。

Show and tellの効果

プレゼン3

Show and tellの効果としては、

・皆の前で話す力がつく
・自分の意見を皆の前で言えるようになる
・人の話を聞き、質問をすることができるようになる

などが挙げられます。

皆の前で話す力がつく

自分の意見を皆の前で言えるようになる

アメリカでは、皆の前で自分の考えや意見を述べることが重要視されます

これは、日本人だと苦手意識を持つ人も多いのではないかと感じます。

うまりん
うまりん

実際に私は、人前で自分の意見を言うことが大の苦手です。

アメリカでは、プリスクールに通う3・4歳頃から、皆の前で発表する練習をしています。

アメリカ人が、人の前で話したり、自分の考えを主張することが得意なのも納得できます。

ちなみに娘は、いまのところ人前で話すのが恥ずかしくないようです。

うまりん
うまりん

夫の話では、アメリカの会社で会議中などに発言をしない人は、そこにいる意味がないとまで言われるのだとか・・・。

人の話を聞き、質問をすることができるようになる

人の話を聞いて質問をする力も重要です。

池上彰先生がよく、

「ああ、とてもいい質問ですね。」

とおっしゃっていたのを思い出します。

池上先生はこのセリフをおっしゃることにより、質問しやすい空気を作っていらっしゃいました。

それがまたいい質問が生まれるきっかけにもなっていました。

うまりん
うまりん

私は自分の意見を言うのも苦手ですが、大勢の前で質問するのも気が引けてしまうタイプです。

しかし、疑問に思ったことやわからないことは質問すべきだと感じます。

質問によって、そのモノのもつ意味が深く掘り下げられていきます。

Show and tellをする人も、質問によってより深く考えることや知るきっかけにもなるでしょう。

また、人の話をよく聞き、よく考えなければ質問もうまれません。

人の話をよく聞く練習にもなっているのです。

娘のスクールでのShow and tellの取り組み方

プレゼン4

娘はプリスクールを、日程の都合で2校経験しています。

2校とも、4-5歳のときにShow and tellをしていました。

1校については、Show and shareという呼び方をしていました。

Show and shareをした学校からは、次の案内メールがきました。

When Show & Share starts I am asking your child to bring in 1 item from home that goes with the weekly color or letter that we are working on that week.

メールに記載されていたとおり、

・もっていくアイテムはひとつ
・もっていくものは、その週に指定された“色”や“文字(アルファベット)”のもの

でした。

もう1校では、持っていくものの指定はありませんでした。

娘がお気に入りのものを持っていっていました。

また、各学校でShow and tellする人は日程を事前に知らされていました。

・週3回で通っていた学校は、月に2回程度
・デイケア型のプリスクール(保育園)は、週1回

のような頻度でした。

保育園型のプリスクールについは毎週Show and tellがあったので、頻度はかなり多く感じました。

毎週、アルファベット(aからはじまるモノなど)や色を指定されていたので、英単語の練習にもなりました。

たとえば、“p”のものを持っていく日には、友達が

・puzzle
・pig
・princess

などをもってきていた、と娘が報告してくれました。

娘によると、皆の前で発表し、それについて皆が質問するというスタイルだったそうです。

娘はその頃特に英語が流暢に話せるというわけでもなかったので、

これは何かを英語で説明する(This is~.)
これは何色か
・これは可愛い、または好きだ(I like it.It’s cute.など)

のような英語は最低限話せるようにしていました。

年齢が大きくなっていくにつれ、よりそのモノについて深く説明する力が求められただろうと思います。

まとめ

プレゼン5

Show and tellとは、子どもが好きなものなどを皆に見せ、そのものについて説明する、いわゆるプレゼンのようなものです。

show and tellの効果として、おもに

・皆の前で話す力がつく
・自分の意見を皆の前で言えるようになる
・人の話を聞き、質問をすることができるようになる

が挙げられます。

アメリカ人は、スピーチや演説なども得意な方が多いです。

幼少期からこのような教育が行われていることからも納得ができます。

娘には日本でも、人前で恥ずかしがらずに話ができる力がついていけばいいと願います。

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