駐在などをきっかけに海外生活をされている方のなかには、お子さんも一緒に帯同されている方も多いと思います。
日本で幼稚園に預けることができる年齢になる頃、
「アメリカでも子どもを幼稚園に預けたい。」
と考えはじめるママも多いと思います。
でも、
「現地のスクールの費用が知りたい。」
「どうやってプリスクールを選べばいいかわからない。」
という悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、アメリカで2~5歳まで計3つのスクールに通った娘の体験を通して、
・娘が通ったプリスクールの費用
・プリスクールは何歳から入れるのか
・プリスクールの探し方
・娘のプリスクールを決めた理由
・プリスクールの昼食・おやつ事情
について解説していきます。
プリスクールの費用や探し方で悩んでいる方はぜひご覧ください。
プリスクールinアメリカの費用は?
アメリカのプリスクールの費用はなんといっても高額です。
日本は3歳児から無償なの!?なんてすばらしい国!
と帰国して改めて実感しました。
そのため、プリスクールの費用が実際にどのくらいなのか気になる方は多いと思います。
まずは、娘が通った3つのスクール費用についてお伝えします。
なお、毎月の費用にプラスして、最初に登録費用が別でかかってきます。
①教会併設の短時間預かり保育
時間:9:30~13:30
昼食:お弁当持参
年齢:2~5歳
登録費:130$
週1 | 140$ |
週2 | 265$ |
週3 | 396$ |
こちらは、キリスト教会併設のスクールです。
教会併設の施設なので、お値段はこれでも大変良心的です。
②[民間]チェーン展開のプリスクール
民間の保育園のような施設(=デイケア併設)のスクールです。
0歳~キンダーまで預けることができます。
各年齢で費用が異なるので、娘が通ったpre-Kクラス(4-5歳)の費用を紹介します。
時間:7:00~18:00
ご飯:朝・昼食、おやつ支給
登録費:150$
Full time | 曜日 | |
週2 | 1034$ | 火・木 |
週3 | 1410$ | 月・水・金 |
週5 | 1880$ | 月ー金 |
フルタイムの場合の金額ですが、ものすごく高額であることがお分かりいただけると思います。
もちろん共働きのご家庭のお子さんが多いでしょう。
こちらのスクールは、STEAM教育なども取り入れ、大変質の高い教育がされていました。
さすがに高額すぎて週5日通わせることはできませんでした。
金銭面を考慮し、このスクールは週2日ほど通いました。
そして週3日は次に紹介する③のスクールにかよっていました。
③[公立]地域主催のスクール
近くに住んでいる子たちが通う公立のプリスクールです。
娘は4歳クラスに通いました。
登録費:50$
時間 | |||
2歳 | 50$ | 週1 | 9:15-10:45 |
3歳 | 126$ | 週2 | 9:00-11:30 |
4歳 | 183$ | 週3 | 9:00-11:30 |
公立のスクールなので、やはりお値段は良心的です。
ただ、義務教育ではないとはいえ、預かり時間の短さには驚きます。
注意しておきたいこと
少し学校のタイプの異なる3つの学校の費用を紹介しました。
ここで注意しておきたいことが、
・住んでいる地域や保育内容等によってかなり値段が違う
・ここ数年で費用が値上がりしている
・駐在員の場合は、会社からの補助があるかを確認する
ということです。
この記事を書くにあたり少しほかの地域のプリスクールの費用も調べてみましたが、
地域によってかなり差があります。
アメリカでのプリスクールの費用は平均1ヶ月あたり約1000$近いともいわれています。
しかし、地域やスクールの保育内容によって300~1800$まで差があるとされています。
実際に、娘が通った民間プリスクールは、週5フルタイムで1880$しました。
とてつもなく高額でいま振り返ってみても驚くお値段です。
シカゴ郊外の都心部とは離れている地域でこの金額なので、都市部ではこれより高額なのではないかと思います。
また、預かり時間や保育内容、また地域によっても費用はかわってきます。
HPには費用が掲載されていないスクールも多いので、気になるスクールがあればやはり見学したうえで費用を確認されるのが一番です。
それと、私たち海外生活をおくっている4年の間に、費用がかなり値上がりしています。
2019年にもらった資料では、②のスクールのフルタイム週5で1550$と記載されていました。
約3年で、ひと月あたり約300$も値上がりしています。
①のスクールの費用も、娘が通っていた当初からは若干値上がりしています。
駐在員のお子さんには、学校の費用を会社から何割か補助してもらえる場合が多いと思います。
駐在妻の友人に聞いてみても、ほとんどの会社は補助がありました。
ただ、会社によっては上限があったり、年齢や預け時間の制限がある場合があります。
プリスクールを決める際は、規定をよく確認してくださいね。
プリスクールは何歳から入れる?
一般的に、
アメリカ | 日本 | |
3-4歳 | preschool | 年少 |
4-5歳 | prekinder | 年中 |
5-6歳 | kindergarten | 年長 |
とされています。
これらも地域や学校によっては異なる場合もあるようです。
学期は私たちの地域では、8月後半から始まり、5月後半に終わっていました。
(これも地域によって異なるようですね。)
スクールによっては2歳から預けることができる場合もあります。
また0~1歳の場合は、民間のデイケア(保育園のような施設)に預けます。
なおアメリカでは日本の年長にあたるkindergartenから義務教育となります。
プリスクールの探し方
プリスクールの探し方もいろいろあります。
私が実際に探した方法としては、
・知り合いに聞く
・グーグルマップで探す
・ポストに入っている広報誌や広告をチェックする
・日本人向けコミュニティサイトで情報を集める
が挙げられます。
知り合いに聞く
夫の会社の元駐在妻の先輩がたや友人などに聞いていました。
特に、住んでいる場所が近い場合はとてもありがたい情報を聞くことができました。
夫の会社の元駐在妻の方からは、
・見学に行ったプリスクール
・なぜそのプリスクールに決めたのか
などメールでかなり詳しく教えていただきました。
そしてこの情報が、娘のプリスクールを決める決定打にもなりました。
また、娘が一時期通っていた、日本人のお子さんが通う習い事の場でも皆さん親切にいろいろなスクールのことを教えてくださいました。
ここで教えてくださったスクールが教会併設のスクールで、実際に娘も通いました。
日本のかたに教えていただくスクールは、やはり日本の子どもたちが多く通っている印象です。
グーグルマップで探す
私は運転にそこまで自信がなかったので、できるだけ近くのスクールを探していました。
グーグルマップで、preschool,childcare,daycareなどと入力して探しました。
Yelpというサイトも参考にしました。
モンテッソーリの学校を探しているという友人も何人かいたので、
グーグルマップでMontessori と検索し、家の近所のモンテッソーリのスクールに実際に見学に行ったこともあります。
私は習い事や公園、遊び場なども、グーグルマップでよく探していました。
穴場のところが見つかることが多く、楽しくておすすめです。
ポストに入っている広報誌や広告をチェックする
ポストには広報誌が季節が変わる節目ごとに投函されていました。
この中に、公立のスクールの情報が載っていました。
娘はこの広報誌に募集が載っていた公立のスクールに、4-5歳で通いました。
また、何度か近くのキリスト教会併設のスクールのチラシが投函されていることがありました。
場所も家から近く、ホームページを見ると保育内容も魅力的でした。
そこで近所の日本人の友人と一緒に、学校見学に行きました。
結果として我が家は別のスクールにしましたが、友人はこのスクールを気に入り、子どもをプリスクールからキンダーまで通わせました。
このようにポストに近くのスクールのチラシが入っていることがあるので、チェックしてみるのもおすすめです。
広告やチラシで探したスクール、グーグルマップで探した近所のスクールには、日本人は私たちしかいませんでした。
おかげで我が家のペースでのんびりアメリカのスクール生活を送ることができました。
日本人向けコミュニティサイトで情報を集める
シカゴ近郊に住む日本人むけのサイト、「住むとこシカゴ」を私たちはよく利用していました。
このサイトには、日本人の方が通ったことのあるプリスクールや体験談などが載っているページがありました。
このサイトに載っていたスクールは家から遠かったのですが、参考としてよく読んでいました。
地域のコミュニティサイトがある場合は、大変参考になるはずです。
娘のプリスクールを決めた理由
娘が通うプリスクールを決めた理由としてはいくつかありますが、実際に見学に行き、
・施設が清潔か
・先生の目が行き届くか
・英語が話せない生徒を受け入れてもらえるか
・家から比較的近いか
・予算内に収まるか
・娘が楽しめるか
などを総合して決めました。
娘は英語もプリスクールに入る前はほとんど話せなかったので、施設が広く迷子になってしまいそうなスクールなどは見送りました。
また、友達とのびのび遊んだり、見様見真似で学ぶことができるだろうと思われるところにしました。
あとは、家からの近さもかなり重要視しました。
車で家から5~10分のところを選ぶと、本当に送り迎えはラクでした。
プリスクールの昼食・おやつ事情
娘が通った民間のチェーン系スクールの食事内容を紹介したいと思います。
とある月曜日のメニューです。
朝食 | ・ブルーベリーマフィン ・茹で卵 ・桃 ・牛乳 |
昼食 | ・グリルしたチキン ・クスクス ・豆 ・カンタロープ(メロン) ・牛乳 |
おやつ | ・プレッツェル ・オレンジ ・水 |
なお、ヴィーガンやアレルギー食にも対応してもらえます。
もう一日、とある水曜日のメニューです。
朝食 | ・チーズオムレツ ・ビスケット ・マンゴー ・牛乳 |
昼食 | ・お肉 ・マッシュポテト ・ズッキーニ ・メロン ・牛乳 |
おやつ | ・グラハムクッキー ・すいか ・水 |
費用が高いだけあって、かなりしっかりしたメニューです。
朝8時すぎに到着しないと朝食が食べられないので、娘ははりきって朝はやく出発し朝食を食べに行っていました笑。
このスクールには、私が次女の産前産後の2ヶ月間は週5日のフルタイムで通わせていたので、朝食がでるのは大変ありがたかったです。
まとめ
娘が実際に通った3か所のスクールの費用を紹介しました。
教会併設か、民間か、公立か、そして預かり時間や保育内容によってかなり差があることがお分かりいただけたと思います。
もともとアメリカのプリスクールの費用は高額ですが、、ここ数年でさらに費用は値上がりしている印象をうけます。
HPなどでは費用は提示されていない場合が多いので、気になるスクールがあれば見学に行かれてみるといいと思います。
プリスクールの費用について、少しでも参考になれば幸いです。
コメント